ヤマハ台湾工場視察 報告書
平成15年1月15日から17日の3日間、ヤマハの台湾工場視察の旅に参加させて頂きました。 台湾について何も知らなかった私にとって、目に映る物すべてが新鮮でした。 特に驚かされたのは、スクーターの多さでした。日本とは、比べ物にならない数のスクーターが道路を走っているのです。しかし、良く見ると道路と言わず歩道までもスクーターに占領されていました。スクーター大国「台湾」 街なかに目を向けてみればそこは、さながらレース場と化しています。(笑) 信号が赤になれば、車の間をぬって湧いてくる様に50台近くのバイクが車の前に止まります。 そして、信号が青に変われば一気に飛び出していく。あっ、危ない!「ドカーン!!」…私が滞在した2日間の間に6回の事故を目撃しました。(悲)
お!トライクスクーターだ!と思ったら、タイヤが後ろに3つ?フロントと併せると4輪車?な変てこなスクーターも居ました。実は、足があまりよくない人用に補助輪のようなタイヤが付いた福祉オートバイらしいのです。 台湾のスクーターの割合は、私が見た限りでは、YAMAHA70%、KIMCO20%、HONDA3%、ペスパ2%、?のスクーター5%でした。ミッション車に乗る人は、街で見かけるのも稀でした。(ちなみに台湾の一家族あたり平均スクーター所有率は、1.7台だそうです。)
また、台湾ヤマハの新竹工場に視察に行って驚いたのは「生産ライン」の大きさで、想像してたより、すごく小さいのです。しかし、工場で働く人は、目にも止まらずのスピードでスクーターやSR150?を組み立ていきます。フレームがラインに乗ってからエンジン始動のテストまでわずか4,5分でした。技術の方もオートメーション化が進み、日本に輸入された「リモコンJOG」などの車両に見られる様に日本と何ら変わらないすばらしい物が出来上がってきます。3月には、新しい125ccが日本に輸入され、発売されるとのことです。(なかなかのデザインで大きさも丁度よくて日本に入ってきたら早く乗ってみたい。)
また、排ガス規制が日本以上に厳しいとも聞きました。しかし、街なかを走るほとんどのバイクが整備不良車?粗悪なオイル?のため、マフラーから白煙をモクモク出して走っていました。 現地の人たちは殆どの人が、防塵マスクを付けて走っていましたよ。中にはお手製のオリジナルマスクを付けている人もおり、ピカチューやアトムの日本のキャラクター柄が多かった。 台湾のバイク屋は、お世辞にも綺麗とは言えない所が多かったです。 店先に新車が2、3台、中古が3台ぐらい並んでいる小規模なお店をよく見かけました。軒下工場のような狭い暗い所で、工具もオリジナルお手製が多かったです。本当、大丈夫かな?という雰囲気が漂っていました。 食べ物は、中華料理のような物が多かったですね。味は、…微妙でした。 やっぱり本物に慣れていないお子様の私には(笑)、マクドナルドなどファーストフードが口に合っていました。(台湾にもマックが沢山ありましたよ。モスバーガーもあるし、ケンタッキーやはたまた吉野家まで。)
台湾では、趣味でもスポーツでもなく老若男女が日常の足としてバイク乗っています。先進国日本は不景気で失速状態、みんなが下を見ている隙に追い抜かれてしまいそうなくらい、活力に満ち溢れた国!それが台湾なのだと感じた。 うかうかしていられません。さー皆さん、スクーターからもう一度やり直してみませんか?そしてスクーターの楽しさをもう一度!! 最後になりましたが、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。 また、機会があれば、いろいろな国に行き、その国のモーターサイクル事情に触れてみたいと思います。 カマダサイクル 野本 |